栗山英樹監督の日本人の魂が侍ジャパンを優勝に導いた
スポーツ文化
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栗山英樹監督、侍ジャパンの選手、スタッフの皆さん
野球世界一本当におめでとうございます。
「最後は、お前で勝つんだ」と
今回のWBCの予選で結果が出なかった
村上宗隆選手を信じ続け、優勝に結び付けた
栗山監督の采配が日本国民に大きな感動を与えています。
しかし、これは栗山監督に特有のことではなく
日本のスポーツ界では昔から
今回の栗山監督と村上選手のような事例はありました。
以下に、
一九六四年の東京五輪決勝で旧ソ連を破り優勝した
バレーボール女子日本代表
「東洋の魔女」の皆さんの著書
「思い出の回転レシーブ」(大松先生ありがとう)から
宮本(現姓・寺山)恵美子さんの記述部分を引用
▼
前略
オリンピック前の、全日本総合でも、わたしは打てなかった。
(打てなかったは、打っても決まらなかったの意味)
激しい練習で、みんな体重が減っていたが、
そのうえ、わたしは食事は砂を噛むようだし、
細い腕はいっそう細くなっていた。
◆先生のあたたかい心遣い
先生は、けっしてぐちをこぼさない人だ。
その先生がわたしを見て、マネージャーの朝倉さんに、
ふっといわれたそうである。
「やっぱり、こんど、使わんとあかんのかなあ。」
ずいぶん心細かったのであろう。
オリンピックが始まって、アメリカ戦のときはまだよかった。
しかし、ポーランドのときは、
わたしが打つのはぜんぜん決まらなかった。
作戦はいろいろあったかもしれない。
しかし、とにかく、どんなに打てなくても、
先生はわたしを替えなかった。
ほかのメンバーは入れ替えても、
打てないわたしは動かさなかった。
ちょっと調子の悪い谷(谷田絹子さん)は
ぱっと引っこめたのにー。
いよいよソ連戦(決勝)になった。
あのときわたしは、ほんとうに
二十五のむかしに返りたいと思った。
二十五の力で思いきり打ちこんでやりたいと思った。
ところが第一セットはぜんぜんだめ。
もうどうしようかと思った。
ふつうの監督なら、
あの一セットであれだけ決まらなかったら、
そのとちゅうからでも入れ替えたはずだった。
近藤・渋木・佐々木 - どの選手とでも。
しかし先生はなんにもいわなかった。
第二セットのコートにはいりながら、
わたしはとつぜんしあわせな気持ちになった。
そして、からだいっぱいに力が満ちてきたような感じがした。
そしていいサーブがはいった。
わたしはそれをきっかけによみがえった。
このセットから、
みんなにめいわくをかけない程度に決めることができた。
▲
宮本恵美子さんの
「第二セットのコートにはいりながら、
わたしはとつぜんしあわせな気持ちになった。
そして、からだいっぱいに
力が満ちてきたような感じがした。」
という記述部分は
「潜在能力」や「潜在意識」に関する書籍等を読んでいれば
比較的理解しやすい事象です。
上記の宮本さんの記述では
「みんなにめいわくをかけない程度に決めることができた」と
控え目な書き方となっていますが、
監督である大松博文先生の著書「なせば成る」には
↓のように書かれています。
▼
前略
わたしは、あえて、
奇跡はソ連戦において起こった
といいたいのです。
それは、あとで書くように、
まず、不調を続けていた
宮本選手のドラマティックな復活でした。
リードされていた第一セットの後半、
半田選手の得意のフェイントでそのリードを奪うや、
磯辺選手が打ち、河西選手が押さえこんで
迎えた第二セット。
突如として、宮本選手が火をふき始めたのです。
中略
わたしは、下り坂をやっと踏みこたえ、
維持してきた精神の火が、
最後のエネルギーを集中して
燃え盛る壮烈さを目の前にし、
むしろ呆然としました。
▲
また、
二〇〇〇年のシドニー五輪で当時の
女子ソフトボール日本代表の宇津木妙子監督は
前年に肩を手術し、
試合でまったく実績のなかった宇津木麗華選手を
シドニー五輪本番で四番に固定し、
宇津木麗華選手は三試合連続ホームランで
宇津木妙子監督の期待に応え
日本の銀メダル獲得に貢献しました。
このように一時的な好不調だけに目を奪われず
この選手は必ずやってくれると
選手の全人格や日頃の努力する姿勢など
すべての能力を信じ続け、
結果に結びつけるのが
日本人の伝統的なやり方で
過去の偉大な日本のスポーツ指導者の皆さんが
実践されてきたことであり
侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督もまた
日本人の魂を持つ
偉大なスポーツ指導者の系譜にありました。
指導者として数多くの日本代表選手を育てた
元ラグビー日本代表フランカーで
TVドラマスクールウォーズのモデルである
伏見工業高校ラグビー部総監督・山口良治先生の
「信は力なり」もそうですが
信じて奇跡を起こすのが日本人です。
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「最後は、お前で勝つんだ」と
今回のWBCの予選で結果が出なかった
村上宗隆選手を信じ続け、優勝に結び付けた
栗山監督の采配が日本国民に大きな感動を与えています。
しかし、これは栗山監督に特有のことではなく
日本のスポーツ界では昔から
今回の栗山監督と村上選手のような事例はありました。
以下に、
一九六四年の東京五輪決勝で旧ソ連を破り優勝した
バレーボール女子日本代表
「東洋の魔女」の皆さんの著書
「思い出の回転レシーブ」(大松先生ありがとう)から
宮本(現姓・寺山)恵美子さんの記述部分を引用
▼
前略
オリンピック前の、全日本総合でも、わたしは打てなかった。
(打てなかったは、打っても決まらなかったの意味)
激しい練習で、みんな体重が減っていたが、
そのうえ、わたしは食事は砂を噛むようだし、
細い腕はいっそう細くなっていた。
◆先生のあたたかい心遣い
先生は、けっしてぐちをこぼさない人だ。
その先生がわたしを見て、マネージャーの朝倉さんに、
ふっといわれたそうである。
「やっぱり、こんど、使わんとあかんのかなあ。」
ずいぶん心細かったのであろう。
オリンピックが始まって、アメリカ戦のときはまだよかった。
しかし、ポーランドのときは、
わたしが打つのはぜんぜん決まらなかった。
作戦はいろいろあったかもしれない。
しかし、とにかく、どんなに打てなくても、
先生はわたしを替えなかった。
ほかのメンバーは入れ替えても、
打てないわたしは動かさなかった。
ちょっと調子の悪い谷(谷田絹子さん)は
ぱっと引っこめたのにー。
いよいよソ連戦(決勝)になった。
あのときわたしは、ほんとうに
二十五のむかしに返りたいと思った。
二十五の力で思いきり打ちこんでやりたいと思った。
ところが第一セットはぜんぜんだめ。
もうどうしようかと思った。
ふつうの監督なら、
あの一セットであれだけ決まらなかったら、
そのとちゅうからでも入れ替えたはずだった。
近藤・渋木・佐々木 - どの選手とでも。
しかし先生はなんにもいわなかった。
第二セットのコートにはいりながら、
わたしはとつぜんしあわせな気持ちになった。
そして、からだいっぱいに力が満ちてきたような感じがした。
そしていいサーブがはいった。
わたしはそれをきっかけによみがえった。
このセットから、
みんなにめいわくをかけない程度に決めることができた。
▲
宮本恵美子さんの
「第二セットのコートにはいりながら、
わたしはとつぜんしあわせな気持ちになった。
そして、からだいっぱいに
力が満ちてきたような感じがした。」
という記述部分は
「潜在能力」や「潜在意識」に関する書籍等を読んでいれば
比較的理解しやすい事象です。
上記の宮本さんの記述では
「みんなにめいわくをかけない程度に決めることができた」と
控え目な書き方となっていますが、
監督である大松博文先生の著書「なせば成る」には
↓のように書かれています。
▼
前略
わたしは、あえて、
奇跡はソ連戦において起こった
といいたいのです。
それは、あとで書くように、
まず、不調を続けていた
宮本選手のドラマティックな復活でした。
リードされていた第一セットの後半、
半田選手の得意のフェイントでそのリードを奪うや、
磯辺選手が打ち、河西選手が押さえこんで
迎えた第二セット。
突如として、宮本選手が火をふき始めたのです。
中略
わたしは、下り坂をやっと踏みこたえ、
維持してきた精神の火が、
最後のエネルギーを集中して
燃え盛る壮烈さを目の前にし、
むしろ呆然としました。
▲
また、
二〇〇〇年のシドニー五輪で当時の
女子ソフトボール日本代表の宇津木妙子監督は
前年に肩を手術し、
試合でまったく実績のなかった宇津木麗華選手を
シドニー五輪本番で四番に固定し、
宇津木麗華選手は三試合連続ホームランで
宇津木妙子監督の期待に応え
日本の銀メダル獲得に貢献しました。
このように一時的な好不調だけに目を奪われず
この選手は必ずやってくれると
選手の全人格や日頃の努力する姿勢など
すべての能力を信じ続け、
結果に結びつけるのが
日本人の伝統的なやり方で
過去の偉大な日本のスポーツ指導者の皆さんが
実践されてきたことであり
侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督もまた
日本人の魂を持つ
偉大なスポーツ指導者の系譜にありました。
指導者として数多くの日本代表選手を育てた
元ラグビー日本代表フランカーで
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